注:ネタばれアリCesar 911 Season 1 Episode 5: Ripped Apartの紹介です。
シーザーの番組では、カップルが別れたり、適性がないということで犬を返してもらえなかったり(飼い主が自主的にギブアップもあり)することがありますが、このエピソードではこの2つが起こりました。
今回の依頼主は、飼い主の彼氏です。
飼い主の女性は、レスキューなどにも関わっていて、以前も小型犬をフォスターしたりしていたそうです。そんな彼女だったので、野良犬のピットブルを拾ってきたことにはおどろかなかったようですが、暴れん坊で、扱いが難しい犬を彼に相談なく飼い始めたことに不満のようです。
犬のことでケンカが絶えず、カップル共にストレスが溜まっているようで、ボディーランゲージをみても硬いです。
飼い主のカップルが、車の中のクレートに犬をやっと入れたと思ったら、犬がクレートのドアをブチ破ろうとするので、ドアを閉めるのに手間取っていました。
そこへ、「お手伝いしましょうか?」とシーザー登場です。
シーザーがハンドルするとすぐに大人しくなりました。
そして、
シーザー:「この犬に適した飼い主じゃないこと知ってるよね。」
飼い主の女性:半泣き、「今まで、すごい努力してきたのに。それに(犬のこと)愛しているし。」
シーザー:「レスキューの世界では、犬にあった飼い主を探すことが本当の愛だよね。」
彼氏:「僕には、この犬を扱うだけの適性はありません。」とすんなり認めます。
飼い主が変われば、犬をキープできる可能性はありますが、センターでのリハビリが必要ということで、犬をシーザーのセンターへ連れていきます。
センターの犬たちがこの犬に対してどんな反応をするかで、どの程度危ない犬かを判断します。
センターの犬たちは、軽くこの犬をチェックしただけで、特に気にも留めていないようです。飼い主が思っているほど危ない犬でもないようです。
そして、飼い主がいなくなったら、違う犬のようになりました。
センターでは、バランスをつかった訓練などで集中力をつけたり、クレートで大人しくする練習(やり方がちょっと乱暴でしたが)をしたります。
リハビリもスムーズに終わり、飼い主と面会です。
飼い主を見たとたん、また、興奮。(嬉しいというのもあると思いますが、もう、習慣になっているようです。)
シーザーは、飼い主のエネルギーが悪いからだと。
1-2メートル飼い主から離れるだけで、犬はまた落ち着きを取り戻します。
また、犬を飼い主に近づけると犬のテンションがあがります。
そして、彼氏が犬のリードをとると、彼女が、誰が犬のリードを持つかで、ケンカをはじめます。
あきれた彼氏がリードを彼女に渡そうとすると、もう、気が動転して持てないと言い出す。
シーザーもびっくり。
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あちゃー |
犬は、自主的にクレートの中に逃げてしまいました。
飼い主の女性:「彼はいつも間違ったことしているのに、誰かが周りにいると正しいことしようとするなんて。」
(彼は普通の人だと思うんですが)
ここで、「僕は邪魔になるようなので」と彼氏が退場。
今の状態では、犬にも公平じゃないので、犬を返さないということになりました。
飼い主の女性は、「今の私は、昔の自分ではない。昔の自分に戻るために変わりたい。そして、この犬をキープできる飼い主になりたい。」
そして、後日、人生を整理して、犬をセンターまで迎えに行きます。
人生を整理したって、彼氏と別れただけみたいなんですが。(苦笑)
口論などない家庭のほうが、犬も安心して暮せるので、環境はよくなったのかも。
最後は、犬を返してもらえました。
彼女が変わったというより、家庭内でのケンカがなくなったことが大きかったんじゃないかなぁと思います。
その後のビデオでも、彼女、「彼氏が、私の夢(犬をキープすること)を受け入れられなくても、私の夢をかなえようと努力するのが当たり前。(幸福の追求みたいなものでしょうか?)」みたいなこと言ってました。やっぱり、アメリカ人女性は強いですね。
犬は子供のような存在だから、彼氏より、犬をとるかなぁ。
ココは、飼い主の夢をかなえようと努力してくれていると思います。