「101匹わんちゃん」のダルメシアンや「ビバリーヒルズ・チワワ 」のチワワのように映画で使用された犬種が、映画公開後、シェルターにあふれるという現象を「101匹わんちゃんシンドローム」と呼ぶそうです。
飼いきれず捨てられるという問題以外にも、稼ぎ時とばかりに安易に子犬が大量生産されることで、健康・気質などに問題がでたりなど、犬種に与えるダメージは大きいと言われています。
ダルメシアンのケースでは、シェルターに持ち込まれたダルメシアンの多くが殺処分になったそうです。(映画見た後に飼い始めて、捨てる時期も同じで、一度に多数の里親を見つけるのが難しかったためと思われます。)
人が稼ぐために繁殖され売られ、子犬の時期が過ぎたら捨てられる。一般に飼うのが難しい犬種だと「捨てる=殺処分」です。
ヒットした映画で犬が使用されるたびに、同じことが繰り返されます。
昨年公開された、ベルジアン・マリノア主役の「マックス」では、軍用犬として活躍している犬種で、安易にペットとして飼うような犬ではないので、公開前から、映画が犬種にあたえる影響が懸念されていました。
幸いにも映画はおもったほどヒットしなくってホッとしていたんですが、やっぱりドッグパークなどで、子犬をちらほら見かけるようになりました。
ジャーマン・シェパードが欲しかった人がマリノアにしたという感じなので、大人気というほではないから、心配ないのかもしれませんが、ダルメシアンの繰り返しにならないことを祈ります。
映画会社も、本編の前に、ペットを飼う責任などを啓蒙する映像をながしたりできないものなのかなぁと思います。
やっぱり、動物の衝動買いはダメですね。