2020/12/31

コロナ年の災難

 今年は自分にとって辛い年でした。

自分だけが辛い年ではなかったので、その辛さがちょっと分散されたけど、ストレスなことが慢性的に続いていました。

その中でも、ココの健康への心配がすごかった。

今年三月の脱臼の事故は、悲鳴やヴィジュアルもショッキングだったのでその時感じたショックがしばらく残ったと思います。今思い返しても、自分で治したって信じられない。

その後、リンパ節のそばにしこりのようなものをみつけました。

その時は、動物病院もコロナの制限があったし、脂肪腫だと楽観的に考えて、様子みすることにしました。

その間に、シニアでも入れるペット用の健康保険へ申し込みをしたけど、新しい契約を受け付けていないということで入れませんでした。

もともと延命治療とかしないと決めていたので、保険には入っていませんでした。でも、必要な治療費を払う財力にも自信が持てなくなってきたのでそれも心配の種に。

ロックダウンも終わって、散歩の質もあげて、室内でも活発なアクティビティをするようになって、ココも活気を取り戻して、見た目もしまった感じで元気いっぱいだったので、しこりのこともしばらく気にならなくなっていました。

そして、日本から悲報があっていらい、動悸が出るようになって、またココのことが心配に。

ココのしこりのことをおっさんに話したら、その心配が倍増。

近所の動物病院は予約がびっしりで、教授が担当の日に予約を入れたら、1カ月後に。

別のオフィスなら担当が誰だかわからないけど、2週間待ちなのでそっちにすることにしました。

その時は、緊急病院にいく必要ないと思ったので2週間待つことにしたけど、その間の私の心配が半端なかった。

Lipoma (脂肪腫)とLymphoma(リンパ腫)の発音の違いを確認したり。(発音似すぎ・・・)

腫瘍によいといわれるものを調べて、与えてみたりとかもしました。

元気でしまってきたとおもっていた見た目も、ガンで痩せてきたように見え始めたので、ちょっと太らせたりもしました。

英語のサイトをみると脂肪腫は獣医だと触診できると書いてあったけど、日本のサイトだとバイオプシーとなっていたので、素人が勝手に脂肪腫だと楽観していていたことを後悔。

他にも気になる箇所を見つけてどんどん悲観的になってしまいました。

あと三日で予約の日というときに、暗闇で猫のような動物をすごい勢いで追いかけてしまいました。次の日の朝、顔に痙攣のようなものがでました。それはすぐに収まったけど、その次の日、キュウリを食べたあとまた同じ痙攣が顔にでました。

病院の中に入れるかわからなかったので、前日の夜に下手な絵付きのメモを書きました。

痙攣がしこりと関係あるかもと思うと心配もマックスに。

そして、予約当日の朝、ココの顔が大変なことに・・・。

[私も他の飼い主さんたちの写真やビデオを参考にさせてもらったので、ココの写真もシェアすることにしました。病気、ケガの写真が苦手な方はご注意ください。]




前日はちょっと腫れているかも?と思った腫れが、明らかに腫れがわかるサイズになっていました。


ココに「ゴメンね」と謝りました。


昨日書いたメモもアップデートしました。

病院へ行く途中でトイレ散歩。なんでもない散歩風景も貴重に感じたので思わず写真を撮ってしまいました。


病院につくとラッキーなことに教授が担当でした。

レントゲン、バイオプシー、血液検査になるかなぁ。そうなると鎮静剤が必要になるかもと覚悟していました。

顔の腫れは、触診と目の状態を念入りにチェックして、外傷の可能性が高いので注射うって一日様子みましょうということになりました。

デンタルの可能性を聞いたら、ココの年齢を考えて、可能性の低いことまでなんだかんだと一度に検査するのもよくないから、それでも治りが悪いようなら、鎮静剤使って、もっと踏み込んだ診察すると説明を受けました。

万が一、原因がデンタルだったとしても、それは誤診じゃなくって、とても珍しいケースということなんだと思います。

しこりのほうも触診で「Lxxxx」と言われて、私が綴りを考えているのがわかったのか、「脂肪ね。とらないでそのままにしていてよい」とのことでした。これで、顔の腫れとの関連性も薄くなったので一安心。

そして、これで終わりってことになって、拍子抜けしてしまったけど、血液検査だけお願いしました。

血液検査も緊急ではないので外に発注するので半額で済むって、教授、いかに飼い主の出費をセーブするかに情熱もっているみたい。もともとアカデミックからの人で、飼い主の心配につけこむのは嫌いな人なんじゃないかなぁと想像しています。地方の動物病院なのでこんなかんじのほうがいいんじゃないかなぁと思います。[といっても、病院はフルサービスの手術もできるところです。]

顔の腫れは注射が効いてきたみたいで、腫れがひいてきました。

あとは血液検査の結果待ちだけど、病院からもどって、しばらく爆睡しました。

今のところセカンドオピニオンはいらないかなぁと考えています。Lipomaでも、Lymphomaでも出来ることや毎日の生活も同じだと思うので、ココの年齢を考えるとこの先ガンと知らないで暮らしてもよいと飼い主のわがままもあります。(今はとても元気ですが、必要がでれば緩和ケアはするつもりです。)教授が飼い主が聞きたいことを言ってくれたので充分だと思います。それで、血液検査もすすめなかったのかもしれないのに、私が頼んじゃったのでまた不安を残してしまいました。

これからは、今まで以上に、楽しい毎日の繰り返しを感謝したいと思います。

2020/12/22

久々のDIY スタンド・プラットフォーム

少し前までは、プレイスボードというと怖いイメージ(犬を台にのせて逃げれないようにして、間違えると体罰を与える方法。)があったけど、ペットの犬の様々な問題の対策に有効な方法としてポピュラーになってきたので、専用の台も売られるようになってきました。

その中でも代表的な台はというとKLIMB:184.95ドル


ドッグスポーツするような階層はお金持ちなので、良いものは高くても売れます。

積み重ねたり、横に並べても使えるので、持っている人は複数持ってます。

まぁ、一台買える人は、10台も軽く買えるんでしょうね。

最近人気が出てきたCATOボード:78.95ドル

安定感が抜群で、ちょっと揺ら付いたりして犬に怖い思いをさせないので、普通のベットよりCATOボードのほうを好む犬もいるというふれこみです。

先生は高いのでデモでは使わないようにしていると言ってました。生徒が真似して買わないように配慮してくださっていたようだけど、ビデオ投稿の生徒さんたちはみんな持ってた・・・。

専用の台は高いので、DIYすることにしました。

スタンド・プラットフォームだと、KLIMBもCATOも長さが足りないので、DIYのほうが長さを調節できるし、手作りもいいかなぁとも思います。

ジャーン。


接着剤がなかったのでダクトテープ使い過ぎて見た目がチープになってしまいました。

ヨガマット以外は家にあったもので出来たので経済的です。

それにしても、Sit用にCATOボード欲しいなぁ・・・。犬に一度も怖い思いをさせないで安心して待つのを教えるのにも有効みたいです。でも、これでアクシデントで犬をびっくりさせることが起きたらショックだろうなぁ。

2020/12/19

犬映画 レッド・ドッグ 無料公開

 犬映画の第一回で紹介した「レッド・ドッグ」がユーチューブで無料公開(広告アリ)されています。


クローズドキャプションを日本語に設定すると日本語字幕で観ることができました。変な表現もあったけどまぁまぁ使えました。


私がもっとも理想とする犬と人との関係が描かれた映画だと思います。



リンクはこちら:レッド・ドッグ

2020/12/18

これってドリームジョブかも

 フェイスブックに好みを完全に見破られているのかDoggy Daycar Farm Tripsのビデオがおすすめされました。

シドニーの犬のデイケアのビデオ。



このデイケアの経営者のルークさん、帰還兵で民間の生活に馴染めずいた時に、犬とかかわることで救われたそうです。政府からの援助金も軍にいた期間が1年足らないという理由で受けることができなかったけど、犬のトレーニングやドッグウォーキング以上の体験が得られるものを作り出したいという思いから、このデイケアのアイディアに。

デイケアの施設もちゃんとお金をかけたのがわかるし、質にこだわっていそうなところも好印象です。

犬たちは、こんな立派なバスで送迎されています。


一日、30-35頭の利用があると別のビデオで言っていました。サイトで調べてみると一頭当たり7千円ほどみたいなので、かなりの年収になりそう。

社会に馴染めないと落胆していた状況から考えたら、かなりの成功だと思います。

犬と一日中遊べて仕事になるってドリームジョブといわれているそうです。

まぁ、施設のローンや保険も高そうなので、はたから見るより簡単じゃないにしろ、楽しそう。

ココ地方は犬をオフリードに出来るところは多いけど、基本犬や人を無視できないといけないからオフリードだからといって、制限もなく思う存分自由を楽しめるというわけでもありません。このあたりリベラルな人も多いので、案外ちゃんとみんなできているのでそれが標準になっちゃうので、お互い制限を緩めたほうが楽なんじゃないと思うことも時々あります。(そういう意味では、ドッグパークのほうが犬にとっては楽なこともあるかなぁ。)

だから、ちょっと人工的な場所とはいえ、このデイケアのようにスペースも充分あるところで無礼講ではしゃげる機会があるのは羨ましいなぁと思いました。

そういえば、イタリアの刑務所で犬と遊ぶというセラピーがあるみたいで、それでも羨ましくおもったので、誰にでも出来る仕事じゃないと思うけど、ルークさんの仕事は本当にドリームジョブだと思いました。

2020/12/13

犬映画 Marona's Fantastic Tale (マロナの幻想的な物語り)

 今年も犬映画の季節になりました。昨年の「トーゴー」もまだ記憶に新しいけど、それから世界が想像もしていなかったことが起こった年になりましたね。犬と一緒にいることで人は正気でいられると確信した年でもありました。

今年はロックダウンの時に映画が無料になったりしたので犬映画以外のものも観ました。(苦笑)ちなみに、「Just Mercy」、実話をもとにした法廷映画です。これも今年起こったブラック・ライヴズ・マターのムーブメントを起こさせた背景を理解するのに大切な映画なんじゃないかなぁと思いました。

今年の犬映画、Marona's Fantastic Tale (マロナの幻想的な物語り)は東京アニメアワードフェスティバルの長編部門でグランプリを受賞した作品です。制作はルーマニア、フランス、ベルギーなんだそうですが、ストーリーはルーマニアの影響が強いのかなぁ?

作品は見た目がかわいい雑種犬の一生を犬の視線で描いたものです。

日本語版の予告編はこちら:


英語版で見たんですが、日本語の紹介文や字幕ほどメッセージあったかなぁと・・・。それとも、英語の吹き替えでちょっと軽くされたのかなぁ?

出てくる人間のキャラはアルアルでした。

犬好きなら、描かれている感情が本物なのは感じるので、それを90分間ぶつけられるのは少し重いです。ココが心配したのか、途中で邪魔しに来ました。

犬と人のホルモンレベルのコミュニケーションやDNAレベルの関係も描かれていたと思います。古代からの遊びで感じていたことも出てきて嬉しかったです。

犬の求める幸せはとても小さい、でも、それに10倍返ししてくれる動物なんだと改めて人にとって大切な存在なんだと感じました。

人の幸せスイッチをONにしてくれる存在。

でも、人は、犬が邪魔になったり、必要でなくなる状況を次から次へと作ってしまう。

犬の小さな幸せこそが、人の真の幸せだと感じさせてくれる作品でした。

個人的には、アクロバットの飼い主のサーカスの飛行シーンはアニメとして楽しめました。飛行シーンって、夢や楽しい気分を盛り上げてくれるので、飼い主との楽しい時間がとてもよく表現されていたと思います。

最後のクレジットにスタッフの犬の名前のリストがでてきたので、本当に犬が好きな人たちが作った犬映画です。

サントラのハピネスにこの映画のメッセージが込められています。

「幸せは小さいもの、何もないのに等しいぐらいに」



2020/12/12

もうすぐクリスマス

 先日、おっさん提供の写真の文句を書いたばっかりですが、こんなものが届きました。


おっさん、暇すぎか?

首輪の文字が逆だと指摘したら、ジェイクは読めないからいいんだと・・・。


ジェイクはハーネスとかも既製品がぴったり着れてモデル向きなんだけど、カメラ向けている時は表情が硬いです。


ついでにいままで登場する機会がなかったロバも。


いつも夜鳴き声が聞こえるけど中々姿見せないそうです。撫でようと思ったけどフレンドリーじゃないって・・。触るな!

2020/12/09

濡れ衣

ココがうんPを食べているように見えたので、軽い声でココを呼びました。

少し前ですが、黒いネズミぐらいの大きさのものを草むらから見つけて食べようとした時、吐き出させたらハンバークだったことがありました。その時は万が一のこともあるしとすぐにその場からはなれました。でも、後になって、口から出したものを食べていいよといえばよかったと、後悔しました。

そんなこともあったので、ココの行動をむやみに止めないように気を付けていました。

今日も、ちょっと間が出来るの待ってから、名前を呼びました。

呼ばれて嬉しそうに走ってくるココの口にはボール。

うんPじゃなくって、ボールだったんだね。(涙)

罪滅ぼしに、しばらくそのボールで遊びました。


やっぱり正の呼び戻しがあると、こういう時に関係へのダメージが少なくなっていいなぁと思いました。

ビーチでの久しぶりのボール遊びだったのでココも満足げ。


私もココとの散歩で気分がうわむいて、家に戻るとすぐイカをさばく作業を始めました。

イカ釣り名人の友達からもらったけど、見た目が怖かったのでなかなか手がつけられないでいました。慣れてくると透明の背骨みたいなのを抜くのが面白くなりました。


イカは調理しても柔らかくって美味しかったです。さばくのもレイザークラム(マテ貝)より楽でした。

達成感を感じた平日でした。

2020/12/06

犬のテトリス

 テトリスがPTSDの予防に効果があるというリサーチをヒントに、犬のテトリスってないかなぁと考えていました。

PTSDの予防だけではなく、テトリスはフロー状態に入りやすくし、ストレスや不安を下げる効果もあると、PTSDの予防の効果を裏付けるリサーチもあります。

テトリスだけではなく、視覚空間系のゲームなら似たような効果を期待できそうです。

遊びを使った子供のセラピーでも、大人の指導で行うものと一人でするパズルのような遊びは目的が異なり、アグレッションなどには自分で取り組むものが使われるそうです。

まぁ、フロー状態には入れれば、なんでもよいのかなぁとも思います。

リサーチでは、難しすぎず簡単すぎないレベルでプレイしたときのみフローの効果が見られたそうです。

じゃ、犬のテトリスって、最近流行りの犬のエンリッチメントってことなのかも。

ココもスナッフルボックスをはじめて、やってない時も気分がルンルンになったように思います。

難しすぎず簡単すぎないレベルってことで、一番慣れている箱のふたを軽くしめてみました。


成功の期待がもてて、進歩が確認しやすいというのもフロー状態に入る条件なんだそうです。ココ、グイグイ箱に入っていきました。

そして、活動にのめりこんで、我を忘れる。


犬のテトリス効果あったかなぁ。

2020/12/05

小走りで

ココは 散歩の行き帰りの道が苦手なので、目的地まで車で行ける場所のほうが楽しめるようです。


はじめはゴロゴロ砂風呂していたけど、小走りで探索しをはじめました。

リラックスして楽しんでいる時の歩き方って、犬種(体形)の影響がつよいのかなぁ。

ココの場合は、省エネの小走り歩きかなぁ。リードをしている時は中々でない体の動きです。

やっぱり、体を自由に動かせる機会って大切だなぁと思いました。

夜は、PCのヘッドフォーンのプラグが壊れたみたいだったので、ヘッドフォーンを重ねて小さいフックにかけていたら、ココからチェックが入りました。


混みすぎだろっていう抗議かしら・・・。

ココ、日本の満員電車みたらどう反応するんだろう。吠えて、乗客を押し入れるのお手伝いできるかなぁ。