注意:トレーナーでも行動療法の専門家でもない一般の飼い主の戯言です。
先生向けのレジリエンス・トレーニングのセミナーからヒントを得て、新しいゲームを考案しました。
レジリエンスは、日本語で言うと屈しない、諦めない精神+回復力、苦境に強いみたいな意味かなぁと思います。
でも、楽観的で苦境に強いって生まれつきの性格なんじゃないかと思われがちですが、スキルとして身に着けることも可能だとして、軍隊や教育システムでレジリエンス・トレーニングが取り入れられつつあるそうです。
エピジェネティクスの分野でも、ストレスマネージメントが上手くできることや成長を促す挑戦などが免疫システムに影響を及ぼすこともわかってきたそうなので、犬にも使えるゲームがあればいいなぁと考えていました。
先生向けのレジリエンス・ゲームでは、みんなで手をつないで輪を作り、手を離さないでフラフープを回すというゲームでした。
手をつなぐことで他人との接触(通常ちょっと嫌なこと)を我慢してタスクに取り組む経験、隣の人との共同作業、助けが必要な時助けを求めたり、アドバイスをする、アドバイス、助けを受け入れることなどの要素も含まれているそうです。
そして、ココが届かないところにトリーツを隠して、人に助けを求めてきたら代わりに取ってあげるというせこい遊びを思い出しました。
これを取ってあげる代わりに、犬をリフトして自分で食べられるようにしてあげるって、すごくグットアイディアなゲームだと思ったんです・・・。
大きなサイズの犬はリフトされるのが嫌いだけど、ちょっと苦手なことを我慢して人からの助けを受け入れることを学べるんじゃないかと。
ココもジェイクも、仔犬のころに日常的なハンドリングに慣れさせる機会がなかったようなので、リフトやその他ハンドリング一般苦手です。
例1:ココ* 1回目: アイコンタクトをしてきたので、リフトしようとすると後ずさり。ゆっくり体に手を回してリフト、せき込んでしまいましたが、トリーツは食べました。
* 2回目、3回目:リフトは受け入れているようですが、平気ではないけどトリーツは食べます。
* 4回目: ジェイクが側にいて邪魔されたので、失敗。リフトにちょっと慣れてきた感じはしました。
* 5回目: だいぶ慣れてきたみたいで、スムーズにトリーツも食べられました。アイコンタクトでリフトされる準備できたよというココからの合図を待ってからリフトしました。
* 6回目: おっさんのリフトは怖いけど受け入れている感じでした。2つあったトリーツの1つは食べられませんでした。もしかしたら、トリーツ食べたらおろしてもらえると覚えたのかも・・・。
例2:ジェイク* 1回目: リフトはスムーズにできましたが、トリーツは数回促しましたがたべませんでした。平気に見えても緊張しているんですね。トラウマになってしまったかも?
* 2回目: おっさんのリフトはスムーズにいきました。1回目の経験が活かせたのか、おっさんとの信頼関係なのか、トリーツも全部食べました。おっさん曰く、リフトするテクニックの問題だと。
犬のレジリエンス・トレーニングやプレッシャートレーニングは、「ちょっと苦手」の程度をやる前に予測するのが難しいので必要以上のストレスをかけてしまうリスクもあるかなぁと思いました。
ストレスアジリティというのもあるみたいなんですが、ちょっとやり過ぎでもないのかなぁ。
パラシュートも単独で飛び降りられる犬もいるので、ストレス耐性など個体差がありそうですね。
ジェイクは逃走中ならこれぐらい平気と思っているかも。