撮影中の行き過ぎを暴露するビデオで騒ぎになっていた犬映画「A Dog’s Purpose」ですが、第三者による調査の結果、問題なしとなりました。
Report Finds that No Animals Were Harmed in the Making of the Film映画のほうは、予測よりも下回るもののそこそこよい興行成績をあげているようです。
レポートで説明されている内容ですが、学校でこんなレポート書いたら先生に「何も説明してない」って言われそうです。
* プールサイドで嫌がっているシーンと激流にのまれているシーンは別々に撮影されたもの。犬がストレスを示したのでその日は撮影をやめている。
[激流を前に、犬がプールサイドで嫌がっているのに、ハンドラーが無理強いしているのは事実、ハンドラーが休憩をリクエストする様子もない。嫌がっているのを認めるとパフォーマンスしなくなるからという理由からかもしれないけど。どんな意図だったのかわからないけど、ハンドラーが犬の首をもって足を水につけてるのはいいのか?(もう少しジェントルにすべきだっというAmerican Humaneからのコメントはでているようです。)]
* 水が好きな犬が選ばれていて、水のシーンは、6週間のプロによる陽性強化のトレーニングを受けた。
[犬が水の流れをみて「話が違う!!!」っていう反応しています。撮影時の激流をトレーニング中に再現できたとは思えないし、水見てかなりビビってる。流れが強すぎて溺れかけているのは演技ではない。このシーンは溺れている人を助けるはずじゃ?]
* 撮影に使われた犬は、獣医師によるチェックをうけ、問題なし。
他にも説明になっていない理由を並べているんですが、一番びっくりしたのが、最後の部分。
動物を映画に使用することを反対しているPETAのような団体の人間が仕込んだ騒ぎだ。動物に対する虐待については我々が専門だ。
“It is disappointing that the public was misled by a manufactured controversy promoted by a radical organization like People for the Ethical Treatment of Animals with a mission to remove animals from films and other parts of our lives. We are the first to address and fight cruelty and abuse, and no such things happened on the set of ‘A Dog Purpose.’”そして、この映画で虐待がなかったと言い切る。
PETAにもいろいろ問題あるけど、たぶん本当なんだろうけど・・・すごい上から目線。
まぁ、犬がケガをしたとか、命を落としたとかじゃないから、こんなものなんだとおもいます。
この映画の監督、アメリカ版ハチ公と同じ人なんで、犬好きだと思うのですが、描いている犬像が人間中心の人と犬との関係って感じがして、もう一つ、魅力をかんじません。(まだ見てないけど)
もともとABBAのビデオをとっていた人なので、ミュージックビデオ風といえばそうなのかも。