注:ケガの話がでてきます。
どんよりな天気が続いた後の晴れの週末。
酷い関節炎に悩まされていたおっさんも、ちょっと気分が良くなったので、ビーチドライブに行くことになりました。
自分だけさっさと準備して、ジェイクだけ車に乗せていました。
私は、コーヒーの準備を頼まれたので家を出るのが遅れていました。
その間リビングで待たされていたココは、自分も一緒に行くのかちょっと不安になっていたようでした。
家を出る準備が終わって、ドアのカギをしめた途端、ヒョウが降り出しました。
ココもそれでパニックったのか、トラックの後ろのドアを開ける前にトラックに飛び乗ってしまいました。
必死に後部席へ行こうと頭を突っ込もうとしていました。
ここでココの体を支えたらよかったと後から分かったけど、前足が滑って車体とサイドステップバーの間にはまってしまいました。
不運なことに手首が車体に引っかかって、サイドステップバーが邪魔になってココの体重が肘にかかった状態で宙づりに・・・。
一旦、地面に落ちたけどすぐに起き上がって後部座席に飛び乗ったココ。
それでおっさんは大丈夫だと思ったみたいけど、ココは悲鳴をあげてなきだしました。
前足が外側に曲がっているのははっきりわかりました。
おっさんが抱えて車から降ろそうとしたけど、噛むんじゃないかと思ったほど痛みにおびえた顔でした。
そして、ココが自力でトラックから降りると、ヒョウがぴったりやみました。
こんな悪夢の演出ってあるのか・・・。
私は土曜日やっている動物病院をさがして、おっさんは、前足を固定したほうがいいと段ボールと包帯でグルグルするのを試みましたが、うまくできないとわかったようで、イライラしはじました。
知らない病院行ったり、どのぐらい待たされるのかもわからないし、脱臼自分で治せるか勇気をだしてトライすることに。(ハイリスクだとおもうので、おすすめできません。素人の体験談です。)
この日の朝、フェンデンクライス法のビデオみたばっかりで、骨やバランスを意識することに頭がいっていたので、できそうって気が大きくなっていたかもしれません。
大丈夫な方の足を触って正しい状態をイメージしました。
落ちた時の体勢から、どの方向に動かせばよいか検討をつけました。
その間ココは、曲がった足を触るとなくけど、逃げたりしないで、絶対的な信頼の目で私を見てくれていました。
そして、一発でポンと骨が動きました!
ココも急に楽になった表情になりました。
おっさんも、週明けまで病院行くの待とうというので、その後、安静にしてすごすことにしました。
私はココが落ちた時のイメージがトラウマになって、寝付けませんでした。CBDオイル使い方かったけど、残り少なかったのでココのために残しておきたかったので、我慢しました。
全速力で走るココの呼び戻しもみれなくなる、大好きだったChuckit!もできなくなる、 治療費払えないぐらい高額だったらどうしようとか、治療できないなら痛みがひどいから安楽死とか言われたらどうしよう、と不安になることばかり考えていました。
月曜日の朝に電話したら、午後に診てもらえることになりました。
ジェイクに使っている田舎側の動物病院です。
この病院に、数年前に大学教授だった人が引退してやってきたんです。
一度ジェイクをみてもらったことあったけど、自分の経験を活かした診断で、飼い主に無駄使いさせないようにしていて好感が持てる人でした。
おっさんは、レントゲンをおねがいしてましたが、蝕診とココが歩いているところをみて、大丈夫ってことになりました。
どうしてもっていうなら、レントゲンしてもよいけど、犬のためじゃなくって、人のためだよっていわれたので、様子見て回復が悪いようならレントゲンにするってことになりました。
ケガをしてすぐなら、痛み止めの注射したけど、それも必要ないといわれました。
そして、ココに「ママ、グッドジョブだったね」といってました。(笑)
千ドルほど節約した気分。
でも、ココは犬の本能で危険を感じて、先生の前では無理してケガをしていないように歩いていたのかもという不安はまだ残っていますが、これからゆっくり治していきたいと思います。
今回の事故は私にとってはすごいトラウマですが、ココはすごく冷静でした。無駄な動きや暴れたりもなくよい子にすごしています。
美味しいもの沢山あげて楽しく過ごせるように工夫しています。
脱臼を治するときのココの信頼の目は、私のトラウマの癒しになったと思います。
自分が思っていた以上に、信頼の貯金があったんだなぁと驚かされました。
また、Chuckit!出来るようにがんばろうね!