2020/03/19

コントロールは幻想


先月は「コントロールは幻想」というタイトルのエラーレス学習を基礎にしたクラスをとっていました。





講師は、クリッカー・エキスポの講師でもあるSarah Owinigs先生です。





本当の講師は、シェルターからアダプトしたボール狂のタッカーで、彼から学んだことをまとめたものです。





タッカーはワーキング系のラブで、ボールを手に入れるためには何でもする犬でした。元の飼い主は犬を黙らせるためにボール回収をしつづけ、体重も減っていたそうです。強い罰を使っても(シェルターに連れてこられる前に罰を使ったトレーニングを受けていたようです。)諦めることはなかったそうです。サラ自身もタッカーがおもちゃを手に入れようとして咬まれたほどでした。





罰を使っても行動を変えられない、トレーニング不可能とレッテルを張られたり、俗にいう「自制がきかない」とよばれる犬たちと向きあうための考え方の基本をちょっと学べたように思います。





ポシティブ・トレーニングを使っていても、ネガティブな罰よりになってしまう場合にも有効なんじゃないかぁとも思いました。





犬関係のクラスでこれが一番よかったかもとおもうぐらい気に入りました。





レクチャーとレッスンのバランスも良かったと思います。(先生は文章が多いけど頑張ってといっていたけど、わかりやすい説明なので苦になりませんでした。)





過剰反応やアグレッション向けではなく、衝動的な行動に対応するものと書かれていましたが、日ごろの行動が穏やかになる効果もあったように思います。





エラーレス学習は、初めはジェイク向きかなぁと思っていたんですが、ココにも良い効果があったようです。ココがケガをした時、落ち着いていられたのもこれのおかげかなぁと思ったりしました。





tromploというヨーロッパ系の犬のオンライン教室からのプロモビデオです。大袈裟な音楽ですが、こういうのみるとすぐに買っちゃうんですよねぇ・・・。









犬が人のボスになろうとしているとか、実際にそんな考えを犬が持っているのか証明するのが難しいことにこだわっているよりも、「いつ」強化子にアクセスできるかっていうことを明確に教えることに焦点をおいて、犬のエラーをすべて教える側のエラーとするというアプローチも受け入れやすかったです。





また半年後に考えが変わっているかもしれないけど、良い学びだったと思います。


2 件のコメント:

  1. おもしろい&CocoBさんの飽くなき追求心に感心。
    クリッカーエキスポ、次回行く予定?今回、うちのボランティアチームから二人行きました。一人はドッグトレーナー。値段を見て無理と思ったけど(売り切れてたし)、行った人によると、同じ情熱を持った人たちとの素晴らしい出会いがあるのが楽しいんだそうです。

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  2. そうそう、チケット高すぎでとろうともしませんでした。
    買った人たちが話してたけど、売り切れるのがはやいからスケジュールとかちゃんとみないで何でもいいからってかんじでチケットとるんだそうです。
    トレーナーだと必要経費で落とせるとかで値段気にしてないのかなぁ?
    っていうか犬関係の人たち(特にアジリティとか)ってお金持ってるというか、セミナーとかも高いよね。

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