2022/07/18

生命力と決断力

 ココが歩けなくなってから買ったビーチマット、一度も使うことありませんでした。


安楽死を決断しなければいけない時にこんなもの買った自分が情けなくなる。


ココは最後の最後まで、頭もシャープで、体力もあったように思います。

虫が気になるココ

だから、急に奇跡が起こって元気になるんじゃないか(これはおっさんも言っていました。)、今ココを手放すのは嫌だと思ってしまいました。

ずっと、ココを無理に引き止めないと決めていたのに…。


欧米のトレーナーは安楽死の決断が日本人からするとすごく早い。

生涯にわたって、犬に約束した高い生活の質を保ってきたからこそできる判断なんだと思う。

自分の側にいることで、辛い経験をさせないという約束もある。


「早すぎで間違いはない」といわれているように、余力を残した安楽死を選ぶ人も増えてきているようです。


犬の生活の質が高ければ高いほど安楽死の判断がはやくなる、でも、生きることに沢山強化を受けていた犬は、生きようという生命力が強くなるので、その決断のタイミングを難しくすると感じました。


結局、安楽死が選択できない状況におかれ、不必要な苦痛を与えてしまいました。

ココ、ごめんね。ちゃんと決められなくて。


ココと私が築いた信頼、何があっても必ずよい結果が待っている。

ココはどんなに辛くっても最後にはよい終わりが待っていると信じているようでした。


生き物の生命力の強さに驚かされました。

それに答えることが出来なかった無力な人間…。


今は、一日6回のココの食事もなくなったので、目覚ましもかけないで寝ています。

まだ、何かしなければいけないことを忘れた感覚に襲われることがあります。

頭より、体が慣れる方が時間かかるものなんだなぁ。

2022/07/13

何故かとても静か

 ココがいなくなった部屋はジェイクがいるのにとても静かです。


ジッとしていられないので、ジェイクをつれて散歩ばっかり。

トレイルにまだココの匂いが残っているのか、ココのこと探しているようでした。


散歩しながら、もっと出来たことがあったんじゃないかと考えてしまった。

おっさんは初めから手術には積極的でなかったし、一時回復して良い時間ももてたから、私の選択がベストだったと言っています。


でも、手術できた可能性が少なからずあるので、調子が良くなった時に地元の病院でみてもらえばよかったと…。言い訳をいうと、CTスキャンもしたのに開腹しただけで何もできなかったケースをいくつも聞いていたのと、人のケースを参考にすると手術出来ないケースが多いとなっていました。犬のデータだとすごい小さいサンプルで半分ぐらい手術できたみたい。でも、術後糖尿病になったりとか、低血糖を起こしている場合は複雑なのは確か。


CTスキャンなしで、エコーとレントゲンだけで、教授先生(地元の動物病院には引退した大学教授の動物外科医の先生がいます。)に手術のみこみきけたかなぁとか。

新しいオーナー先生たちも、うちでレントゲンだけでも出来るよとかって言ってこれないものなのか。

地元の病院で検査を続けられたらもっと踏み込んだ検査もしたかもしれない。


副作用で飲めなくなる犬もいるみたいだから躊躇したけどパラディアとかも試せばよかった。オプションとして示してこなかったけど、自分から聞けたなぁ。


食事も、もっと肝臓をいたわるものにできたとおもう。低血糖の発作を避けるため一日6回の食事も負担だったかもしれない。


この半年やり直したいことばかり。


2022/07/10

素晴らしい時間をありがとう

今日、午後1時半ごろ 、ココが虹の橋をわたりました。




ココは映画のような演出で息を引き取りました。心臓が止まったのを確認して、「ココ、かっこよすぎるよ」って言っちゃいました。


私の決断力の悪さでココを苦しめてしまった後悔で自信がなくなっていた私に、ココが自信をくれたんだと思います。


最後まで、私のメンタルをきづかってくれる犬でした。

私の犬飼いの夢をすべてかなえてくれてありがとう。

ココと一緒にすごした時間は素晴らしかったよ。


そして、ジェイクが大活躍しました。

ココが安定したので一時間ほど仮眠しようと横になっていたら、ジェイクが吠えて起こしてくれました。それがなかったら、ココの最後をみることはなく、私はずっとココを苦しめたことを悔やんで生きることになっていたと思います。


犬と暮らす喜びを与えてくれて、ココもジェイクもありがとう。