遊びと脳の関係が注目されるきっかけとなったスチュアート・ブラウン医師のマイクロソフトでの講演をみました。
[youtube検索すると出てきます。Play: How it Shapes the Brain, Opens the Imagination, and Invigorates the Soul]
同タイトルの本も翻訳されているようです。
遊びスイッチ、オン!―脳を活性化させ、そうぞう力を育む「遊び」の効果スチュアート・ブラウン医師は1960年代におきた銃乱射事件の犯人の過去を調査した人です。その過程で、犯人が子供時代に遊びを禁止されていたことなどから、遊びと脳の発達の関連性に興味を持つようになったそうです。
体験的に感じていたこともあったけど、ハッとする発見もいつもありました。
遊びのシグナルは、言語より前に発達したもので、動物共通ってなんかうれしくなってしまいました。
人の幼稚園での遊びについて語られていましたが、激しい遊びは成長過程で大切なものだけど、いじめや自分勝手な行動など反社会的な行動は大人が適切に止めなければいけない。
ブラウン医師曰く、「適切な遊びは親たちが嫌がるような遊び方」なんだそうですが、どこで止めるかは子供でも犬でも判断が難しいと思いました。
講演とは関係ないビデオですが、犬たちが激しい遊びをしていてもお互い遊びだとわかっているいるのがいいなぁとおもいました。
遊べるかどうかっていうのは、頭の良さや社会性の高さを示し種族保存の基準にもなっているようです。
人も犬も、一生遊び続ける大人にならない動物。
遊ばないと脳も古びてしまうので、遊び続けるというのが若さを保つ秘訣なんだそう。
[遊びなので、逃避が目的の快楽とは別です。]
そして、最後にながされた病院を訪問するピエロの男性の言葉から大きなことを学んだと思いました。
とてもつらい状況にある相手とも「遊び」使って深いレベルで通じ合うことができる。
遊びだから、自分の状態を説明する必要もなければ、達成しなければいけないノルマがあるわけでもない。
そこで、装着が難しいハーネスを指定されているシェルター犬のことを思い出しました。
嫌がって逃げる、吠えるで、私もすぐにあきらめていたけど、頑張ってみようと。
遊びのシグナルを出すことで敵意がないことを相手に伝えることができるかもしれない。
ハーネスを装着できた人のメモ参考にして、再トライ!
いつもなら視線外して吠え終わるの待っていたところで、「遊ぼうよ」風にオスワリとお手の合図でおとなしくハーネスをつけさせてくれました。
メモにも合図ややさしく話しかけるとよいと書かれていたので、これがその犬とってわかりやすいルールなんだと思います。
視線外して吠え終わるの待つってなんか愛想なかったなぁと・・・。まだまだ、犬たちに鍛えてもらっています。
本のほうでは、遊びのタイプも説明されていて、自分探しにも良いのではないかと思います。
What’s Your Play Personality?ちなみに、ココは探索家と体を動かす遊びのタイプかなぁ。
講演のほうは最後のQ&Aの質問も興味深かったです。
本のほうも機会があれば読んでみたいと思います。