2016/01/28

ホワイト・ゴット

カンヌ映画祭で話題になった犬映画『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』を観ました。

少女と犬のほのぼの関係を描いたものではなく、重たい映画でした。

アニマルコーディネイターはハリウッドからのトレーナーで、昔流行った動物ものの映画を彷彿させる場面もありました。

最近では、攻撃的な動物をみせる映画も作られなくなったので、ハンガリーだから出来た映画なのかもと思いました。

映画に出演した家のない犬たちは、映画の出演をきっかけに貰い手が殺到しみんなアダプトされたそうです。


雑種に税金をかけて取り締まるというのは、架空の設定だそうですが、特定犬種規制法(BSL)、野良犬問題、闘犬問題、シェルターの問題などリアルな犬の問題が凝縮されていました。

その中でも、闘犬で勝つために犬が人によって凶暴にされていく過程が、一番残酷に感じました。

攻撃的になる力はもっていても、その力を使わないのが犬。

どうして犬は自分の持っている力を人間に対して使わないのか、人は反抗しないもの(人間も含め)を身勝手に扱ってよいのかなど考えさせれる映画でした。

監督は、ドキドキしてみてほしいとのことなので、スリラー映画としてみればいいのかもしれませんが、犬好きにはかなり重たい映画なので、注意書き欲しいと思いました。

「トラウマになる~」とおもったシーンがいっぱい。

最後のシーンはまたココとジェイクで再現してみようかなぁ。

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