2017/03/31

馬だって咬む 2

馬の扱いが悪い人を辛口のトークで告発しているyoutubeチャンネルからのビデオです。

最近は犬の世界でもカーミングシグナルやボディーランゲージを読むということが頻繁に聞かれるようになってきましたが、馬のほうが犬よりスペースの問題がはっきりしていて分かりやすいので勉強になると思いました。

スペースの問題、プレッシャー&リリースって、動物共通だと思うのですが、人間は感覚が鈍くなってしまったのかなぁとおもいます。

ビデオでは、大人と女の子が野生と思われる馬を撫でに行きます。子供に近づかれた馬はこの状況が嫌なのでプレッシャーを感じて、顔をそむけてプレッシャーを緩めようとしました。でも、足は動かさないで顔だけをそむけたということは、「退く気はない」ということなんだそうです。「あっちいけ」という馬からの警告なので、この時点で馬から離れるべきだったと思います。それでも、女の子は馬に触ろうとするので、そのプレッシャーをとくために女の子を咬んで、咬んだ後も足もとにまだいるから、蹴られてしまいます。馬にしてみれば自分にかけられたプレッシャーを解こうとしただけなので、馬が攻撃的だということはなく、蹴り方もソフトだという解説でした。

女の子が蹴られた後、大人が後ろにさがったのは人間でもスペースをとらないとけないというのが直感的に分かるということだと思います。

馬のトレーナーのヘンプフリングも、「自分の動きがどのような影響をあたえるかはっきりわからないのならば、行動しないという選択をする勇気も必要だ。」と言っていました。

知らず知らず動物にプレッシャーをかけて、人間側がそのリリースをしなければ、動物側がリリースするという簡単な自然界の法則だったんだとやっと気づきました。

動物側のリリースの仕方が暴力的だと文句いえるものでもないんじゃないかと思います。

注:辛口トークは面白いんですが、ボリュームがちょっと大きいかもしれません。



日本の乗馬教室の状況見られたら、ボロクソいわれそう。

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