2017/03/22

引っ張り癖にはコレだった

トレーニングメモです。(注:トレーナーでもない一般の飼い主の覚書です。)

プレッシャー&リリースのトレーニングを取り入れているトレーナーのビデオで引っ張りにはコレだと思ったものがありました。

プレッシャー&リリースは馬の調教でつかわれているテクニックですが、プレッシャーのかけ方の度合いで威圧的になることもあるので犬にやさしいトレーニングをしているトレーナーはあまり取り入れていないテクニックです。

うちでは、緊急でリードを引っ張ることがあったときに、そのプレッシャーに抵抗しないようなトレーニングをしたぐらいですが、理解していないようでした。

散歩中の引っ張りの場合、引っ張ったらリードでコレクションを入れたり(正の罰)、立ち止まって前に進めないようにする方法(負の罰)がよくすすめられていると思います。

どちらの方法も罰。でも、罰を使っても中々分かってもらえないのが引っ張り癖だと思います。

カーミングシグナルで有名なルーガスが引っ張り癖の本の中で、リードでコレクションを入れるときに、リードが一瞬緩んでからコレクションを受けるのでリードが緩むことがよくないことと学習してしまっている場合もあると指摘していました。

コレクションを入れる方法で引っ張り癖を改善できたとしても、罰を逃れようとする逃避による学習なので、それが犬に与える心的影響も心配されています。

立ち止まって前に進めないようにして、引っ張っている限り前に進めない、前に進めることがご褒美ってことですが、これを犬に理解させるのは難しいのではないかと思います。止められると余計に前に進みたくなって、おもいっきり引っ張ったら前に進めるわけだし。

「ヒールでの歩行」や「ハンドラーから離れてはいけない」、「前に進む方法」を教えているわけではないはないので、どれも犬にとって分かりづらい教え方なんじゃないかなぁとおもいます。

そして、何を教えるのかというと、「リードからのプレッシャーをどうとくか」だそうです。

リードワークのコツは、リードが張ってリードが固定したときに、ちょっとでも犬がリードからのプレッシャーをとこうとしたら(たぶん、体の力を抜いたりとかも)、ご褒美で大袈裟にリードを緩めるそうです。(引張りが強い犬の場合、ハンドラーもしっかりリードを握っていてテンションがなかなかとれないので気をつけましょうとのこと。)

リードが張ったら、「前に進む」ではなく、「体の力を抜く、プレッシャーがとれる」だったんですね。

犬が後ろに引っ張られる力をかんじたら、前に向かって力を返すものなので、やっぱり教えるのは難しいものなのかなぁとおもいますが、リードからのプレッシャーのとき方を覚えたら犬のほうが調節するようになるのだと思います。(たぶん、、最終的にはリードに軽くテンションをかけると体がリラックスするようになるなのか?一度、注意をハンドラーに向けさせるというようなことも言っていたと思います。)

うちでも教えたつもりだったけど、基準を高くしすぎて、小さな努力を評価していなかったことに気づきました。

犬の真後ろより斜め後ろに立つほうがよいそうです。(理由はなぜだか忘れました。)

ココは日常の散歩では引っ張らなくなりましたが、もっと早く気づいてあげたらよかった。

4 件のコメント:

  1. ぷにゅママン2017/03/22 9:51:00

    引っ張り癖と言うのは人間側が大変だから?と思っています。本来、イヌが自由に散歩できない、リーシュでコントロールされている、それはイヌに多大なストレスを与えているのですよね。
    うちのイヌたちはトレーニングをしていません。大きいの2イヌは横について歩きます。引っ張りますが、そしたら一緒に走ります。満足したらもう引っ張ることはなくなるのです。
    必ず散歩にでかける場合、やっぱりリーシュでのコントロールが必要になるのかもしれませんね。
    私には難しくてできそうにもありませんが・・・

    ぐりぐりの件、コメントありがとうございました。
    私は残念でなりません。何かできなかったのか、こうなる前に手を差し伸べることはできなかったのか、言い訳ばかりして・・・と後悔ばかりです。

    しぇるびーの件、レスキューは手助けありません。お金はもちろん払わないし、どうしても必要ならリホームと言うことを言われると思います。
    レスキュー団体によっていろいろだと思います。

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  2. もともと引っ張らない犬もいますよね。

    うちはトレーニングしたのはココだけで(主にシャイだったから)、ジェイクは素のままです。笑

    人が大変なのと、犬も興奮している上に何されているのかよく分かってないから、お互いが楽になれる方法がいいじゃないかなぁって思います。特に道具使っている人は使い方間違うと犬がより苦しむし、効果がないことを根気強くやっているのをみるとかわいそうになります。

    そうですね。フォスターでないと正式にはサポートもらえないですよね。特例的に何かしてもれないものなのかなぁと、だってシェルビースペシャルだもんね。レスキューの広報のうまい人とかが手伝ってくれるといいんじゃないかなぁっておもったんだけどむずかしいですよね。

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  3. はじめてコメントさせて頂きます。
    いつもこちらのブログで犬のこと勉強させて頂いています。本当に熱心に調べたり実践されていて脱帽です。
    「リードからのプレッシャーをどうとくか」非常に参考になりました。個人的にはこの考えはとってもしっくりきます。と、言いながらも、頭でわかっていてもタイミングよくできなかったりして、、
    私は東南アジアの田舎暮らしなので、基本オフリーシュで散歩してます。でも、町を歩いたりする時のためにリーシュ着けて歩く練習もしていますが、オフリーシュの方が全然上手に歩くし前にも出ないので不思議なものです。
    今後もブログ楽しみに読ませて頂きます。よろしくお願いします。

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  4. ラオスいぬさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
    ピットブルが好きなので、ラオスいぬさんのブログもチェックしてました。

    基本オフリーシュなのは羨ましい~。
    リードで歩くのは慣れが必要なんでしょうね。

    街中で歩くのが必要な場合は、このビデオが参考になりました。ハーネスを使ったやり方ですが、首輪でも同じだと思います。出来るようになって油断して食べ物急に抜いたらダメになっちゃったけど、かなり効果ありました。
    https://youtu.be/uvSxr2uA16M

    これからも、よろしくお願いいたします。

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