2016/11/23

新しい犬の職業

イギリスで、子犬の購入時のアドバイスをする職業が定着しつつあると、イギリス人のビヘイバリストの講演の中で聞きました。

イギリスでは、問題犬に対する社会的責任が重いので、犬との生活に失敗が許されないという意識が一般に高まったようです。

近所から犬の問題で苦情が出た場合、高額な罰金、又は、飼い主に犯罪歴がつくと聞いたことがあるので、かなり厳しそうです。

そうなれば、飼い主の判断で安楽死にするか、シェルターへ持ち込みことになり、どちらにしても、家族にとってもつらい経験だし、間違いが起きないように子犬の購入時から慎重にという動きだと思います。

知り合いで相談できる人がいなかったり、いたとしても正直な意見が言えなかったりするので、プロの第三者からアドバイスをうけられるのはよいサービスなんじゃないかなぁと思います。

ブリーダーもアドバイザーのチェックを意識するようになるだろうし、繁殖環境の向上にもなるという期待ももてます。

ヨーロッパは、高い繁殖技術を持っているし、問題を起こさない家庭犬を繁殖によって作りだすという考えが浸透しているそうです。よい仕事をしている優良ブリーダーが消費者である飼い主に選択されるというモデルになってきているのかなぁと思います。

犬の問題へのアプローチは、ヨーロッパは「生まれ」で、アメリカは「育ち」と違いがあるそうです。「育ち」だと思っていると、「私がちゃんとしていればいいんだ、入手経路は関係ない」と繁殖環境から目を背けさせてしまうかもしれません。

国民性や文化の違い、緊急性の高い問題にも違いがあるので、このモデルをよその国にもっていくのは意味のあることではないのかもしれませんが、繁殖環境の向上と子犬の購入にもっと慎重になるよう消費者意識の改革に目を向けることはよいことなんじゃないかなぁと思いました。

2 件のコメント:

  1. ぷにゅママン2016/11/23 18:43:00

    こんにちは。

    イギリス、日本、アメリカ、どこの国も違いがありますね。
    繁殖に関してはイギリスのようにもっと慎重になるべきだとは思います。
    アメリカでもバックヤードブリーダーがなくならない限り、可愛そうなイヌは減らないと思うし。日本でもこっそり自分のイヌを繁殖させて売っている人もたくさんいるようです。

    ココ、ジェイク、いつもと違った海岸は楽しそうですね。新しい場所、誰でも好きよね♪
    あぁ、海岸が本当に羨ましいです。宝くじ当たったら海沿いに引っ越したい!

    コメント、ありがとうございました。
    うちも定員オーバーなんですよ。超が付くほど貧乏だし( ̄▽ ̄;)
    でも目が合って「助けて」って言ってるイヌを知らん顔できなくて引き取っちゃったんです。引き取った以上責任があるので健康に育てているわけです。愛もあるけど、イヌが多すぎて愛の奪い合い中です。
    これはこれで可哀相なんですけどね・・・
    いつかどこの国も殺処分なしになるといいですね。

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  2. 動物とかかわるときは、「知識」と「心」をもって動物と接してほしいですよね。

    愛の奪い合いって羨ましい~。ココは淡白なので寂しいです。イチャイチャはジェイクにお任せのようです。

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