2016/05/26

暴力的なアルファロール これも訓練?

アメリカ国境パトロールで犬に対して行われている暴力的なアルファロールが行き過ぎじゃないかとメディアで取り上げられていました。

犬がドックフードの入ったボウルを守ろうと唸ったので、誰がボスが示すためにアルファロールが行われたようです。

犬をおさえているハンドラーは、アルファロールをするのが初めてだったので、指示を受けながら指示通り行っています。唸っているのは、ハンドラーです。オオカミのマネだそうです。(苦笑)

注意:ビデオは犬好きには辛い映像です。

https://youtu.be/KhT_JS9LQic?t=54s

アルファロールが終わった後、犬は怖がってボウルに近づこうとしていませんでした。「食べ物を守らなくっていいよ」と教えたかったのに、人間は危ないと覚えてしまったのかなぁ。

仕事場で上司に「アルファロールしろ」と指示されたらしたがってしまいそうだけど、行った人もトラウマになりそうだと思いました。

後日、この犬は、飼育員とハンドラーを咬んで、別の組織に転送されたそうですが、現在の居所の確認は取れなかったそうです。Humane Societyからも、この方法は支持しないというコメントが出ていました。ハンドラーが咬まれたのも容易に予測できるとのこと。

ビデオが外部に出たということは、行き過ぎだと感じた人が内部にもいたのかなぁと思いますが、マニュアル通りということで、内部調査はお流れになったそうです。

犬は探知犬で、襲撃などの攻撃的な訓練を受けていなかったので、誰がボスか犬に知らしめる必要があるという理由も理由になっていないと思いました。場合によってはアルファロールを使うというマニュアルも、フードアグレッションに対して行われたのは不適切なようにも思います。

動物保護団体も抗議しているようなので、このビデオの露出がきっかけで、マニュアルの変更が行われるきっかけになればと思います。

2 件のコメント:

  1. 怖くて動画は見られませんでした。。

    本当のボスって、よっぽどのことがない限り押さえつけたりしませんよね。
    そういう人達は、イエローストーンにでも行って、野性の狼と一緒に暮らして欲しいです。

    でも、これはどこかの施設なのでしょうか?多くの犬を一人が扱うという体制に無理があるのも分かるので、痛々しいレポートです。。

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  2. 口輪して押さえつけってひどいなぁと思いました。結果として、人を咬ませてしまったのも残念です。

    想像なんですが、国境パトロールで入国する車のチェックをする仕事のようなので、24時間体制で犬はずっと現場で管理されていて、仕事の道具ぽい扱いなのかなぁと。

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