2013/05/11

信頼、忍耐、アンガーマネージメント

AKCのグッドシチズンテストのテスト項目をみていて思ったことがあります。こちら、模範のビデオです。

人の少ないところで生活していれば必要ないものが多いかなぁと思いますが、都市で人と暮らすために身につけていれば人間が楽という内容になっていると思います。

すべての項目の基本となっているのは、飼い主への信頼なのかなぁと思います。都市で生活していれば、予測できないこともよく起こる、そこで必要なのは飼い主を頼りにするということだと思います。自分がわからないこと不安なことがあれば、飼い主をみる、飼い主の指示にとりあえず従って回避する。人を頼りにする(または利用する)という行動は犬が犬になった所以じゃなかいかと思います。犬とオオカミの行動の違いの実験でも(犬とオオカミを比べる意味がどこにあるのかという話は横に置いておいて)、犬は解決できないことがあると人に助けを求めに行く、でも、人に飼いならされたオオカミでも、人を頼らないという結果が出たそうです。

ココは安全確認をすべて自分で行わないと不安、私が大丈夫という素振りをみせても眼中にない。そいうところが私を不安にさせる。

昨日行った郊外のパークも、「犬はリーシュ」のサインがこれでもかというほどの数あった。開発がすすみ、人の数が増えると、犬の自由がどんどんなくなっていく。わざわざ郊外にでても犬をフリーに出来ない現実におっさんもちょっと弱音を吐いた。外に出ても引っ張るし、意味のある散歩も出来ないから、ココは庭で遊ぶだけで充分じゃないかと。

その場では、現代の都市で暮らす犬に必要な社会性を身に着けるために散歩が必要なことを主張したが、ココはどうおもっているんだろう。歩行練習もうっとしいと思っているかも。

昨日の夜、爪きりで腕をつかんだりのが嫌だったのか、急に一緒の部屋で寝なくなってしまった。

庭ではほぼ100%出来るようになったリーシュウォークは、今日の散歩では10%ぐらい出来ていたが、終盤私も疲れていたので、ストレスが吹き出してしまった。(私の中でネガティブな考えが交錯しただけで、外にむけて何かしたわけではありません。ココのトレーニングには陽性強化を選んだわけですが、ココへの効果のほどはわかりませんが、人間側のアンガーマネージメントには効果があるのかなぁと思いました。)

ココと出会った時に考えたシーザーの言葉:

Don't get the dog you want, you get the dog you need. -- Cesar Millan(欲しい犬を選ぶのではなく、自分が必要としている人生の教訓を学ばせてくれる犬を選ぶのがよいという意味)

忍耐をつけて、アンガーマネージメントがうまく出来るようになるというのが私の学びなのかもと思った瞬間です。

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4 件のコメント:

  1. 私は、完全に根気が足りず・・・アンバーマネージメントも出来ず結局positive reinforcementを諦めてしまいました。でも本当に飼い主にとってもかなりの訓練になりますよね。 positive reinforceent、頑張ってください。 私がやってないくせに言うのもなんですが、成功すれば本当に一番いいトレーニング方法だと思います。

    ところでCGCのビデオ。 思わず this is a great video, but the soundtrack sounds like a porno のコメントのgoodを押してしまいました(笑)。 私のトレーナーもこの審査をしてくれるんですが、意外と甘かったです。 結構審査する人によりそうな感じでした。 ヒジキは、人に撫でられるのが苦手なのでそれがパスしないだろうなぁ〜と思います。

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  2. そうそう、私もBGMが変ってコメントしようかなぁと思いました。ない方がよかったみたいな。

    positive reinforcementも難しいと思います。ココが近づかなくなったのも、間違った方法で、撫でる練習とかしたからかなぁと思いました。私が嫌なことする人ってことで強化されてしまったのかなぁと、なのでCounter conditioningは止めました。アグレッションを矯正する方法でも、kikopupさん自分のビデオ使ってないんですよねぇ。自分も自分の犬をトレーニングしたとき8ヶ月ぐらいタイミングが間違っていたとか言っていたし。難しそう。

    個人的には、人間が自分にブレーキかけるためのトレーニング法だと感じました。

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  3. はじめまして、GCTのことが書いてあると思って、おじゃましました。
    日本のGCTは、欧米のものをアレンジして作られたと聞いていますが
    日本の試験は、犬の慣れた場所ではなく、たくさんの犬や人の集まるところで実施され、もっと緊張感があって難易度が高い感じです。
    このビデオは、多分自宅の庭で、犬もとてもリラックスしているし、うらやましい環境です。
    日本の決まりでは飛びつくと即失格なので、このワンちゃんだと合格できません。

    こういう感じで試験が゛行われたら、
    日本のGCTも合格者が続出するだろうに・・・と思ってしまいました。

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  4. はじめまして、コメントありがとうございます。私も他のビデオもいくつか見たんですが、細かいところが出来てなくってこれで合格はおかしいとかコメントされているのもみたことあるので、合格基準は試験管によってムラがあるのかなぁと思いました。このビデオは、AKCのページからリンクされているものなので(http://classic.akc.org/events/cgc/video.cfm)、AKCもこれでOKという認識だとおもいます。ある程度受かるようにして、CGCにチャレンジするオーナーを増やしたいという意図があるのかなぁ。今年からCGCがタイトルになったので。

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