2018/01/22

犬問題の解決策とは

年明けにアメリカの犬問題についてのドキュメンタリーをみました。

バイアスが強くって、PHDの人たちがシーザーに嫉妬して不満をもらしているだけにみえるところもありました。(人種や身体的特徴をけなすような表現も使われていたからか画像削除されているかもしれません。)

学者にはカリスマ性がないから、自分たちの意見を聞いてもらえないってかんじでしょうか。

もうそろそろ、PHDでカリスマ性のある人の犬番組が出来てもよさそうなんですが、ちょっと変わった獣医の番組がいくつかできただけなので、いい人がいればアニマルプラネットなどにメールしてもいいと思います。

ドキュメンタリーでは犬問題解決策(犬人口問題)は、「純血種をなくすこと」としていました。

繁殖される数の問題だけではなく、純血種が抱えている健康や行動面の問題も医療や科学で対応できる範囲のもではなくなってきているという理由もあるみたいです。

これは種を断つわけでもなく、人間が故意に行ってきたことをやめるだけなので、BSL法など「民族浄化」的なものと考えが異なると思います。

自分もロットワイラーいなくなったら寂しいけど、必要なことだと思うと言っていた獣医もいました。

ここでブログ記事「繁殖は芸術?」と線がつながったと思いました。

今ブリーダーたちは自分たちの表現の自由を守るためにロビーをしています。

少なくとも人の手をかりないと交配できないような犬種には血統書ださない、指定された犬種の販売の禁止とかという方向にいかないかなぁと思っています。問題意識のつよい飼い主はこういう犬種は優良ブリーダーからも買いません。

もう一つの問題は、しつけ・トレーニングによる犬への虐待行為。

ドキュメンタリーではTVの影響が強く、学者がすすめる方法が浸透しない点を指摘していました。

わたしはしつけの問題のというより、「知らない」というところに問題があるのであって、TVの影響だけではないと思っています。

シェルターでみる犬たちもしつけの失敗というよりどちらかというとネグレクトってかんじが多いです。

でも、おじさんがテレビの影響で子犬を蹴るといっていた若い子もいたので、新しい時代のヒーローは必要だと思います。

今まで食べ物を使ったトレーニング方法が流行っていましたがそれも下火になり、また強制訓練のトレンドも出てきています。

私は今後はエンリッチメントベースのしつけ法に向かっていくべきだと思います。

動物のトレーニングは、動物に仕事など何かタスクを教えるための技術であって、犬とともに暮らすための知識とは関係がないと思います。それに、犬のためのエンリッチメントを考えるほうが楽しいと思います。これが楽しいと思えないなら犬を飼う必要はないし、買わないという選択で犬の人口問題に貢献できます。

犬の場合、動物園のように行動を野生に近づける必要はないとおもうけど、一緒に住む動物の生態に興味をもって調べたり、積極的に飼育環境を整えたりすることが犬道(ドッグマンシップ?)なんじゃないかなぁとおもいます。そういう環境なら子供たちも犬と素晴らしい経験をしながら育つことができると思います。

エンリッチメントも、散歩での自由行動、食事の与え方の工夫、住む空間への工夫、嗅覚、聴覚など感覚への刺激、社会的な刺激など、いろいろあるのでここでも何が良いのかで犬のトレーニングと同様討論に発展しそうだけど、方向性としていいじゃないかと確信しています。

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