2020/09/29

隣の芝生とオーガニックの芝生

 「隣の芝生は青い」ということわざが英語にあります。

なんでも他人の物は良く見えるものだという意味ですが、近所の手前、芝生を綺麗に保たなければいけないというプレッシャーもあります。

犬のしつけなどに困っていると、隣の芝生のように周りはちゃんと出来ていて、うちはどうしてできないんだろうとか、陽性強化だけの方法で本当に大丈夫なんだろうかとか、モヤモヤすることがあると思います。

そういうみんなの気持ちを察してか、「コントロールは幻想」のクラスで、Kathy Sadoさんの近所の人との会話が紹介されていました。

ある日、Kathyさんが草むしりしていると、近所の男性が「ハードな仕事をえらんでるんだねぇ」と声をかけてきたそうです。彼の家の芝生は、ゴルフ場みたいに綺麗。

彼にとっては、彼女が無駄な仕事をしているようにみえます。

どれだけ一生懸命草むしりして、芝生を管理しても彼の家のような芝生にはなりません。

ゴルフ場のような芝生は、年数回、業者がきてケミカルをまいているからです。

Kathyさんの庭は、部揃いだけどオーガニックで虫もすんでいる、それで昆虫や鳥たちもやってくるオーガニックな庭。

手間暇かけているのは、オーガニックな芝生を保つためで、キミカルをまいてできるような芝生のためではないし、均一な芝生にならないことを嘆く必要もないというお話でした。

誉める方法しか使ってはいけないと主張するグループもあるけど、それはちょっとズレているとおもうんです。Kathyさんのような説明のほうが正直かなぁと思いました。

正しい場所に種をまけば、あとは勝手に育つという「小さい習慣」ともつながったと思いました。

これからもオーガニックな芝生を目指したいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿

URL欄は任意です。
いただいたコメントは承認後サイトに反映されます。