2017/10/18

ユーザーが盲導犬を蹴る

ユーザーが盲導犬を蹴る様子を撮影した動画がネットで拡散され、虐待ではないかと話題になっていました。

すでに、ユーザーは特定され盲導犬は保護されているようです。

アイメイト協会からのコメントでは「動画にあった行為は当協会として憤りを感じる許しがたいものです。また安全で正常な使用状況とも認められません。」となっていました。

Facebookのコメントも興味深かったです。保護したことを協会側が「回収」と表現したことで余計に印象悪くなっちゃったみたいですね。

動画だけでは「憤りを感じる許しがたいもの」と判断するのも難しい程度だと思ったのに、こんなこと書くって本心じゃないのかなぁとも思いました。

それに、「正常な使用状況とも認められません」とあるけど、点字ブロックから離れたところにいてユーザーにとって安全でない状態だったのだから、協会のマニュアルでは盲導犬が仕事を拒否したときはどのように対応されるのかちゃんと説明して欲しかったです。

アメリカの盲導犬協会の資料で、仕事を拒否したときの体罰の与え方のマニュアルをみつけたことがあります。一般の人からすると虐待にみえる方法だと思います。

事実はさだかではありませんが、動画を撮影した人によると何度も首をチョークして犬が苦しそうだったので撮影を始めたという情報もありました。

アイメイト協会のサイトやFacebookにある写真を見るとどの犬もチェーンカラーをつけていたので、ユーザーのやり方が下手だったとしても、マニュアル通りだったんじゃないかと思いました。それでも言うこと聞かないときは自分の安全もあるから足を使うようになった?ユーザーへの指導不足?

盲導犬が蹴りを入れられる前から怯えた様子なので、よく蹴られている可能性もあるし、怯えることがあって指示に従うのを拒否していたのかもしれないし、ユーザーが犬の様子が分からないというのが盲導犬の辛いところなんじゃないかと思いました。

ラブラドールってもともと悲しげな表情しているからか、余計にかわいそうに見えちゃうんですよね。

個人的には盲導犬の存在は必要悪だと思います。だからこそ、協会側ももっと透明度の高い情報を公開する必要があるじゃないかと思いました。

2 件のコメント:

  1. そのビデオ見てないけど、胸が痛い...人を守るために働いている犬を人が守れないんだもんね。
    仕事を拒否した時に体罰があるとは。キャパ以上のことを求めること自体を考え直した方が良いのでは。

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  2. 毎日駅でみて同じようなことしていたらおかしいかなぁとは思うかもしれないけど、側で目撃したとしても、注意すべきものでないと思うちゃうかなぁって思いました。

    サイトちょっとみてみたら、欧米の方法を真似ないで独自の訓練方法をつくりだしたことを自慢げに書いていたようなんだけど、良いところは真似たほうがいいんじゃないのと思いました。あと、盲導犬を育てる経費も他の日本の団体に比べてかなり低いのも良いことなのか、仕事が雑になっているのか判断が難しいですね。

    盲導犬じゃなくアイメイトと呼んで、犬は人の体の一部という考えも危ないかなぁと思いました。生き物として認めてないから回収なのかなぁと。

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