2019/10/28

絆のイメージ


近年の言葉の使われ方だと「絆」って良いイメージが主だと思うのですが、言葉の由来を考えたらあまりよいイメージはない漢字です。





牛や馬を自由に動けなくする縄で、牛の糸というのが正しいのかなぁ?





でも、糸が半分づつというポシティブな解釈もあるようです。





私は、「絆」は強化歴(トレーニングなどの意図的なものと普段の生活での犬とのかかわり方)で、自らの意思で築くものだと考えています。





「縁」のほうが好かれるのは、自然の成り行きに任せるという文化からきているのかもしれません。





どちらも、ネガティブな関係だと毒に変わりはないので、どちらが良いとか一概に言えないのではないかと・・・。





運命でつながっている関係を「赤い糸」ということもあるし、糸に拘束されているという意味があってもそれが常に悪いとは限らないと思います。





犬の場合、「縁」で出会いがあり、「絆」を築いていく、そして、その「絆」が犬にとってよいものになるように努力するのが犬道だ!なんてまた朝から犬ナードになってしまいました。(苦笑)





そして、「よい関係を築く」が呼び戻しで一番大切なんじゃないかなぁと思います。





動物が自由に自分の強化子にアクセスできる環境で、呼ばれて人のところに戻るってデフォルトでは辛い行動です。ソフトな犬だと呼ばれるのが嫌で人から離れなくなったりするかもしれません。





動機が何であれ、必要な時に戻ってくるっていうのは必要なことだとは思いますが、犬が自由を楽しめて、呼び戻しもポシティブな行動になるようにっていうのが難しい。





呼び戻しは、ブリバレッジ(特権)と表現されることがあるけど、自由を奪われたのではなく、人との生活が特権だとおもってもらえるように頑張ろう。


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