2021/09/14

AVSABの犬のトレーニング法に関する見解がアップデート

 AVSAB(米国獣医動物行動研究会)の犬のトレーニング法に関する見解が今年8月にアップデートされました。

AVSAB-Humane-Dog-Training-Position-Statement-2021

獣医師は飼い主に近い場所にいて、しつけに関して相談されることも多い立場だと思うので、このガイドラインにそって、アドバイスしてください、というものだと思います。

今回のアップデートで、犬と人の間でよい関係を保つことの重要性が強調されているなぁという印象をもちました。問題行動の対応も含めて、報酬ベースの方法を支持するという内容です。

ここ5年ほどで、行動修正の方法もかなり進んだという実感があるので、それをうけてのアップデートかなぁとも思います。

険悪刺激を使った方法に効果がないというよりは、険悪刺激を使ったほうがよいという強い根拠はないので、犬と良い関係を保ち、生活環境をよくしていくことを支持しているというのが大まかな意見だと思います。

日本獣医動物行動研究会からも声明文がいつかでているので、獣医師からすすめられたトレーナーが声明文に従っているか、従っていないか、チェックすることで信頼できるかどうかある程度判断できると思います。

なんだかんだ理由つけられて、金儲けで、トレーニングや治療をすすめられることもあるそうなので、気をつけたいところです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

URL欄は任意です。
いただいたコメントは承認後サイトに反映されます。