ココが歩けなくなってから買ったビーチマット、一度も使うことありませんでした。
安楽死を決断しなければいけない時にこんなもの買った自分が情けなくなる。
ココは最後の最後まで、頭もシャープで、体力もあったように思います。
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虫が気になるココ |
だから、急に奇跡が起こって元気になるんじゃないか(これはおっさんも言っていました。)、今ココを手放すのは嫌だと思ってしまいました。
ずっと、ココを無理に引き止めないと決めていたのに…。
欧米のトレーナーは安楽死の決断が日本人からするとすごく早い。
生涯にわたって、犬に約束した高い生活の質を保ってきたからこそできる判断なんだと思う。
自分の側にいることで、辛い経験をさせないという約束もある。
「早すぎで間違いはない」といわれているように、余力を残した安楽死を選ぶ人も増えてきているようです。
犬の生活の質が高ければ高いほど安楽死の判断がはやくなる、でも、生きることに沢山強化を受けていた犬は、生きようという生命力が強くなるので、その決断のタイミングを難しくすると感じました。
結局、安楽死が選択できない状況におかれ、不必要な苦痛を与えてしまいました。
ココ、ごめんね。ちゃんと決められなくて。
ココと私が築いた信頼、何があっても必ずよい結果が待っている。
ココはどんなに辛くっても最後にはよい終わりが待っていると信じているようでした。
生き物の生命力の強さに驚かされました。
それに答えることが出来なかった無力な人間…。
今は、一日6回のココの食事もなくなったので、目覚ましもかけないで寝ています。
まだ、何かしなければいけないことを忘れた感覚に襲われることがあります。
頭より、体が慣れる方が時間かかるものなんだなぁ。