ココの過去は、アダプションの時の資料である程度わかっているんですが、昨日、アニマルチャンネルの「My Cat from Hell (猫ヘルパー ~猫のしつけ教えます)」に出ていた猫の行動がココに似ていたのと、家族構成も似ていたので、きっと前の飼い主のところではこんなんだったのだろうなぁと思うものがありました。
An Orange County Housewife's Angry Russian Blue今回の飼い主は、ケーブルのTV番組に出ているセレブです。
4人家族で小さい女の子が2人というのもココの前の家と同じです。
子供たちに怪我をおわせるぐらい攻撃的というのが相談内容です。
お父さんは、危ない猫だから処分したいと思っているようです。
もう一匹飼っている猫が、とても大人しくって、尻尾をつかんでも大丈夫なのに、シャドウ(問題猫)はどんなにやさしく接しても、攻撃的になると説明。
飼い主の解釈のめちゃくちゃさに呆れるジャクソン。
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反抗しないからって、しっぽつかむなよ |
子供が猫を扱っている様子をみて、もうクラクラ。
子供と猫(大人しい方の猫)がじゃれている姿が微笑ましいとおもっているのか笑ってみている家族、、、。
この後、シャドウと接して、シャドウのハンドシャイも想像以上にひどいことがわかりました。でも、シャドウに特別な問題があったわけじゃありません。動物に対して思いやりのある接し方を子供に教えていないのが原因です。
いまどきの飼い主は、子供が何をしても平気なペットを望んでいます。それが出来ない犬や猫は問題として処分されるという現実もあります。(カリフォルニア大学デービス校の犬のビヘイバリストも、親がみていなくっても、100%安全な犬を求めているといっていました。めちゃくちゃな話です。)
でも、ジャクソンは、ペットを家族として迎えるということは、子供たちに思いやりを持つことを学ばせることで、それができないなら、シャドウに新しい家を探したほうがいいのではと思ったようです。
ジャクソン訪問後、宿題もこなして、攻撃的な行動も減ってきたという報告でした。でも、ビデオを観ると乱暴な扱いは続いています。(大人しい猫への扱いも含めて)動物に対する接し方を改めない限り、新しい家を探すべきというジャクソン。
そして、最後のチャンスで、ジャクソンが直々に子供たちに猫の撫で方を教えます。教えたことが定着しているか確認するため、子供たちの学校へ行って、ジャクソンから習ったことをクラスメイトに説明させることにしました。
ここまでは順調だったんですが、、、。
いやぁ~、こわかった。
大人しい方の猫をデモで使って、クラスメイトにも撫でさせていたんですが、また、この家の娘が乱暴に近づいてきたので、ジャクソンが、マジでキレてしまいました。
もし、(ジャクソンが叩いたり)子供に触れていたら問題になっていたかもと思うと、ぞっ。
ジャクソンの猫への愛が子供より大きいことはわかったという場面でしたけど、ジャクソン自身も子供にそういう態度とってしまったことに対して気分を悪くしていたようです。
猫をつれてその場を立ち去るジャクソン。
6ヵ月後の報告では、態度を改めないと猫が飼えないということを子供たちも理解して、今では、来客の時に率先して猫の正しい接し方を教えているということでした。
子供の問題があるところには、ペットの問題があるっていうのが実感できるエピソードでした。
ジャクソンがキレたのみて、「アルアル」と思ったココに応援をお願いします~。